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いたわろう
よりそおう
自分との本当の向き合い方 1
石原加受子
まずはリラックス
心の状態は呼吸に表れる
あまりにも当たり前になってしまっていて、普段の生活の中では意識され
ないかもしれませんが、「リラックスして呼吸する」というのは、健康という点
でも非常に重要です。
自律神経という言葉をご存じでしょう。私たちの、生命の維持に関するあら
ゆる器官の働きをコントロールしているシステムです。また、自律神経は交
感神経と副交感神経から成っていて、通常、日中の活動時には交感神経が
活発になり、夜や安静時には副交感神経が活発になります。
この自律神経のバランスが乱れると、肉体的に不調をきたすだけでなく、
精神的にもネガティブな気持ちが起こりやすくなります。
焦っている人は、焦るため浅く早い呼吸をしています。自身がない人は、
呼吸も細く弱々しくなっているでしょう。つまり今の自分の心の状態が、その
まま呼吸にも表れるということなのです。
そこで、簡単なレッスンをしてみましょう。まず一度、大きく息を吸ってみま
しょう。吸いきったところで、いったん呼吸を止めます。そして、その息を、そ
のまま一気に吐きます。もちろん肉体的に負担を感じないレベルでやりまし
ょう。
息を吐ききると、全身の力が抜けて、心と体がリラックスしていることが自
覚できるでしょう。
普段から、こんな”リラックス感,,が感じられるような呼吸を心掛けたいもの
です。
実は、このリラックスした心地よさというのは、心理的に言うと、「自分自身
を受け入れている」状態です。自分に対する信頼感や肯定感があると、心
地よい呼吸になっていきます。
言い換えると、日頃から自分に関心を抱き、自分の心と体によりそい、「リ
ラックスして呼吸する」ということが、肉体の健康を促すだけでなく、人に振り
回されない、安定した精神状態を得ることにもつながるのです。
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「毎日何だかへとへと・・・」。それは、体ではなく心が疲れているのかも。心をいたわり癒すため、最初に必要な「自分の心の感じ方」を、心理カウンセラーの石原加受子さんに教わります。
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千葉日報(日刊) 2017年(平成29年)6月18日(日曜日)より
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