千葉県外房いすみにある女性限定のヒーリングルーム 「カモミール」のページです。日常の疲れを癒してみてはいかがでしょうか?
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            いたわろう
                 よりそおう

                          自分との本当の向き合い方 

                                  
             負担に感じたら断る          石原加受子 
                                       

              不平不満は我慢するから



 自分が頑張っているのに、相手が(自分から見て)頑張っていないように
 
思えると、イライラしたり、腹が立ったりするものです。そんな自分の感情に

まかせて、相手に「どうして、それをしないのッ」と責めるような言い方をした

り、「しないとダメじゃないか!」などと感情的になって叱ってしまったりしたこ

とはありませんか。

 あるいは心の中で、周囲に不平不満を抱きながら、「どうして、自分だけが

やらなくちゃいけないんだ」などと、腹を立てていないでしょうか。

 もしそんな経験が度々あるとしたら、それは、自分に厳しいからです。相手

に対する不満は、そのまま、自分に対して、「しなければならない」と強制し

たり縛ったりしていることと同じです。自分に強制しているから、「私はやって

いるのに、相手はしていない」「私は守っているのに、相手は守っていない」

といった不平不満が生まれるのです。

 こんなふうに、自分に対して厳しい人は、物事を全て「しなければならな

い」と自分に義務づけたり強制したりしています。けれども、自分自身に厳し

くしても、他者に厳しくなって不平不満を抱いても、結局は自分自身を苦しめ

るだけではないでしょうか。

 そんな人ほど、もっと自分にさやしく、自分の気持ちや欲求に沿った選択

をしてあげる必要があるでしょう。

 例えば、頼まれ事をされたとき、協力したくても、それを負担に感じるので

あれば、自分に寛容になって断ってもいいのです。反対に自分が負担に感

じたら、それを一人で最後までやらなければならないと発想するよりも、「こ

の部分を手伝ってほしいんだ」と、声を掛けてみることです。

 そうやって、自分が負担に感じることを少しでも解消できれば、その分だけ

人にももっと、やさしくなれるのではないでしょうか。



                                          (心理カウンセラー)




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     千葉日報(日刊)2017年(平成29年)7月9日(日曜日)

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