カレンダー
04 | 2025/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | 3 | |||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
カテゴリー
アクセス解析
いたわろう
よりそおう
自分との本当の向き合い方 4
負担に感じたら断る 石原加受子
不平不満は我慢するから
自分が頑張っているのに、相手が(自分から見て)頑張っていないように
思えると、イライラしたり、腹が立ったりするものです。そんな自分の感情に
まかせて、相手に「どうして、それをしないのッ」と責めるような言い方をした
り、「しないとダメじゃないか!」などと感情的になって叱ってしまったりしたこ
とはありませんか。
あるいは心の中で、周囲に不平不満を抱きながら、「どうして、自分だけが
やらなくちゃいけないんだ」などと、腹を立てていないでしょうか。
もしそんな経験が度々あるとしたら、それは、自分に厳しいからです。相手
に対する不満は、そのまま、自分に対して、「しなければならない」と強制し
たり縛ったりしていることと同じです。自分に強制しているから、「私はやって
いるのに、相手はしていない」「私は守っているのに、相手は守っていない」
といった不平不満が生まれるのです。
こんなふうに、自分に対して厳しい人は、物事を全て「しなければならな
い」と自分に義務づけたり強制したりしています。けれども、自分自身に厳し
くしても、他者に厳しくなって不平不満を抱いても、結局は自分自身を苦しめ
るだけではないでしょうか。
そんな人ほど、もっと自分にさやしく、自分の気持ちや欲求に沿った選択
をしてあげる必要があるでしょう。
例えば、頼まれ事をされたとき、協力したくても、それを負担に感じるので
あれば、自分に寛容になって断ってもいいのです。反対に自分が負担に感
じたら、それを一人で最後までやらなければならないと発想するよりも、「こ
の部分を手伝ってほしいんだ」と、声を掛けてみることです。
そうやって、自分が負担に感じることを少しでも解消できれば、その分だけ
人にももっと、やさしくなれるのではないでしょうか。
(心理カウンセラー)
*******************************
千葉日報(日刊)2017年(平成29年)7月9日(日曜日)
*******************************
この記事にコメントする