千葉県外房いすみにある女性限定のヒーリングルーム 「カモミール」のページです。日常の疲れを癒してみてはいかがでしょうか?
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                いたわろう
                よりそおう

                            自分との本当の向き合い方 


           つらいときやさしく           石原加受子  
            自分に叱咤激励しない



 いろいろな問題が起こって、悲しかったりつらかったり、苦しかったりすると
 
き、あなたは、自分の心に対して、どんなふうに向き合っていますか。どん

な 言葉を投げ掛けているでしょうか。身近な人がつらい経験をして消沈して

いれば、その傍らに寄り添って、慰めの言葉を掛けたくなるでしょう。

 では、あなた自身はどうですか。親しい人や大事な人のそばに寄り添うよ

うな気持で、自分に寄り添ってあげたことはあるでしょうか。人にはやさしくし

ていても、自分に対しては「なんだ、それぐらいでへこたれて、どうするんだ。

ほら、頑張って!」などと叱咤激励したり「たったそれぐらいで落ち込むなん

てダメだよ。もっと強くならなくちゃ!」とハッパを掛けたりしていませんか。

 「大丈夫だよ。元気だそうよ」。こんな言葉だと、少し前向きになれそうな気

がするかもしれません。けれども、ほとほと心が弱っているときは、これも、

まだきつく感じるかもしれません。

 私たちは、自分以外の人にはやさしくできても、まだまだ、自分の心に寄り

添うことが足りないのではないでしょうか。

 例えばあなたがとても悲しいとき、親しい人から「そうか・・・・・。大変だった

ねえ。つらかったねえ。そんな気持ちになるのは、無理ないよ。誰だって、泣

きたくなるさ。本当によく頑張ったね、よく、耐えたね」、あるいは「そうかあ、

本当にひどいなあ。あんなに罵倒されれば、傷つくのは当たり前だよ。つら

かったねえ。でも、よく我慢できたね。立派だよ」。こんな言葉を掛けられた

ら、どんな気持ちになるでしょうか。
 
 本当は、自分がつらいとき、悲しいとき、苦しいときにこそ自分の心に寄り

添って、こんな言葉で自分を抱きしめてあげてほしいのです。

                         
                                 (心理カウンセラー)




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千葉日報(日刊)2017年(平成29年)7月16日(日曜日)新聞記事より

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