千葉県外房いすみにある女性限定のヒーリングルーム 「カモミール」のページです。日常の疲れを癒してみてはいかがでしょうか?
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            いたわろう
               よりそおう
      
                         自分との本当の向き合い方 
                         
                             石原加受子
                       
            我慢を減らそう

           相手のためにもならない



 多くの人が、我慢することを、当たり前だと信じていると思います。けれど

も、心理学的な見地から述べると、決して好ましいとは言えない我慢もあり
 
ます。

 例えば、子どもや家族のために、自分のしたいことを後回しにして、何でも

やってあげている人はいませんか。「自分さえ我慢すれば、すべてが円満に

いく」と考え、言いたいことも言わずに我慢したり、自分を犠牲にして、つらい

のをじっと耐えながら、相手に尽くしたりしていないでしょうか。

 こんなとき、相手は満足するかもしれませんが、自分自身の胸の内を感じ

てみて下さい。心から「尽くせて、うれしい」と満足感を覚えているでしょう

か。

 確かに最初のころは、相手に尽くすことで、感謝してもらえる満足感や喜

びを覚えるかもしれません。我慢を繰り返していれば、どんな人でも苦痛に

感じて、次第に不平不満が募っていくでしょう。我慢して自分に苦痛を与え

ることは、自分のためになりません。これは「好ましくない我慢」です。

 それだけではありません。そんな我慢は相手のためにもなりません。相手

のためにと思って我慢することが、相手がやるべきことや相手が責任をとる

べきことを、肩代わりすることになるからです。それは、相手の能力や責任

感を奪ってしまうことと同じです。

 しかもそうやって我慢を続けていれば、心身共に疲れ果てていくでしょう。

それが限界に達したら、ついには、一気に爆発させて争い合ったり、果てに

は人間関係を壊してしまったりと、多大な犠牲を払うことにもなりかねませ

ん。

 結局は、自分を犠牲にするような我慢は、自分のためにも相手のためにも

なりません。こんな好ましくない我慢は、できる限り減らしていきたいもので

す。
                                 (心理カウンセラー)





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   千葉日報(日刊)2017年(平成29年)7月2日(日曜日)より

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Once flowers bloom, eventually their  petals

will fall. Once a jar is full, it will eventually

be less than full. Once one receives a life 

he will eventually die. Those that exist will

eventually become nonexistent.



         
                     お世話になっていますお寺さん
                 瀧泉寺さん7月の掲示板より

          



                ☆   いつだって

                キミのしあわせを信じてるから ☆
                                                                                                                        


                      



            TERUTERUTENSHI7月
                       
  梅行事

 
                                    



                                         頂いた梅を今年は三温糖で梅ジュースに

            そして取りあげた梅を梅ジャムに

            梅雨の今だからこそする梅行事!!

                

       いたわろう
            よりそおう

       

                         自分との本当の向き合い方
 
                                       石原加受子

           回復するために「しない」

        心の苦痛を無視せずに



 どんなに休んでも疲れが残っていたり、なかなか気力が回復しなかった
  
り・・・ということはありませんか。そんなときは、自分に課している日々の活
 
動の絶対量が多いのでは、と捉えてみてはいかがでしょうか?

私たちは、自分が思っているよりもタフにできているようです。順調に事が進

んでいる限り、ハードな日課でも何の疑問も抱かずにそれを、やり終えるこ

とができます。けれども、すべきことを自分では苦もなくこなしているように感

じているとしても、心は苦痛を感じていることがあります。

 日常生活の中で、自分の心や体をないがしろにしてでも「すべきこと」があ

るとは思えません。

 例えば、掃除や洗濯や料理といった家事は、毎日、必ずしもしなければな

らないものではありません。あるいは、やりかけていることがあったとしても

多くは途中で切り上げたり、後日に回したりすることもできるはず。自分の心

と体をいたわることを優先的に考えれば、「すべてを最後までやる」よりも、

時間を短縮したり、省いたり、思い切って「しない」と決めることのほうが大事

な場合もあるのです。

 むしろ、そうやって、ほんの少し自分をいたわってあげる時間を増やしたほ

うが、心と体が回復し、「△△をしたい」と思える自分になれるのではないで

しょうか。

 感情は、自分を知り大事にするための「情報」です。やりたくないという気

持ちになっているときに、無理にやろうとすれば、だんだん苦痛になってきて

最後には「もう、何もしたくない」となってしまうかもしれません。

 心が苦痛を感じているのに無視してやり続ければ、体が「思うように動か

ない」ということにもなりかねません。結局、効率という点においても、自分

の心と体に寄り添った選択のほうが、はるかに賢明だといえるのです。

(心理カウンセラー)




 
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    千葉日報(日刊)2017年(平成29年)6月25日(日曜日)より

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