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いたわろう
よりそおう
自分との本当の向き合い方 3
石原加受子
我慢を減らそう
相手のためにもならない
多くの人が、我慢することを、当たり前だと信じていると思います。けれど
も、心理学的な見地から述べると、決して好ましいとは言えない我慢もあり
ます。
例えば、子どもや家族のために、自分のしたいことを後回しにして、何でも
やってあげている人はいませんか。「自分さえ我慢すれば、すべてが円満に
いく」と考え、言いたいことも言わずに我慢したり、自分を犠牲にして、つらい
のをじっと耐えながら、相手に尽くしたりしていないでしょうか。
こんなとき、相手は満足するかもしれませんが、自分自身の胸の内を感じ
てみて下さい。心から「尽くせて、うれしい」と満足感を覚えているでしょう
か。
確かに最初のころは、相手に尽くすことで、感謝してもらえる満足感や喜
びを覚えるかもしれません。我慢を繰り返していれば、どんな人でも苦痛に
感じて、次第に不平不満が募っていくでしょう。我慢して自分に苦痛を与え
ることは、自分のためになりません。これは「好ましくない我慢」です。
それだけではありません。そんな我慢は相手のためにもなりません。相手
のためにと思って我慢することが、相手がやるべきことや相手が責任をとる
べきことを、肩代わりすることになるからです。それは、相手の能力や責任
感を奪ってしまうことと同じです。
しかもそうやって我慢を続けていれば、心身共に疲れ果てていくでしょう。
それが限界に達したら、ついには、一気に爆発させて争い合ったり、果てに
は人間関係を壊してしまったりと、多大な犠牲を払うことにもなりかねませ
ん。
結局は、自分を犠牲にするような我慢は、自分のためにも相手のためにも
なりません。こんな好ましくない我慢は、できる限り減らしていきたいもので
す。
(心理カウンセラー)
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千葉日報(日刊)2017年(平成29年)7月2日(日曜日)より
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Once flowers bloom, eventually their petals
will fall. Once a jar is full, it will eventually
be less than full. Once one receives a life
he will eventually die. Those that exist will
eventually become nonexistent.
お世話になっていますお寺さん
瀧泉寺さん7月の掲示板より
☆ いつだって
キミのしあわせを信じてるから ☆
TERUTERUTENSHI7月
頂いた梅を今年は三温糖で梅ジュースに
そして取りあげた梅を梅ジャムに
梅雨の今だからこそする梅行事!!
いたわろう
よりそおう
自分との本当の向き合い方 2
石原加受子
回復するために「しない」
心の苦痛を無視せずに
どんなに休んでも疲れが残っていたり、なかなか気力が回復しなかった
り・・・ということはありませんか。そんなときは、自分に課している日々の活
動の絶対量が多いのでは、と捉えてみてはいかがでしょうか?
私たちは、自分が思っているよりもタフにできているようです。順調に事が進
んでいる限り、ハードな日課でも何の疑問も抱かずにそれを、やり終えるこ
とができます。けれども、すべきことを自分では苦もなくこなしているように感
じているとしても、心は苦痛を感じていることがあります。
日常生活の中で、自分の心や体をないがしろにしてでも「すべきこと」があ
るとは思えません。
例えば、掃除や洗濯や料理といった家事は、毎日、必ずしもしなければな
らないものではありません。あるいは、やりかけていることがあったとしても
多くは途中で切り上げたり、後日に回したりすることもできるはず。自分の心
と体をいたわることを優先的に考えれば、「すべてを最後までやる」よりも、
時間を短縮したり、省いたり、思い切って「しない」と決めることのほうが大事
な場合もあるのです。
むしろ、そうやって、ほんの少し自分をいたわってあげる時間を増やしたほ
うが、心と体が回復し、「△△をしたい」と思える自分になれるのではないで
しょうか。
感情は、自分を知り大事にするための「情報」です。やりたくないという気
持ちになっているときに、無理にやろうとすれば、だんだん苦痛になってきて
最後には「もう、何もしたくない」となってしまうかもしれません。
心が苦痛を感じているのに無視してやり続ければ、体が「思うように動か
ない」ということにもなりかねません。結局、効率という点においても、自分
の心と体に寄り添った選択のほうが、はるかに賢明だといえるのです。
(心理カウンセラー)
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千葉日報(日刊)2017年(平成29年)6月25日(日曜日)より
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